戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

年代もの

今日は以前にご紹介した金平糖型の泥の塊のでき方が解明された、記念すべき日なのですが、その発表のしかたは検討中ということで・・・

昨日、市内の小学校からいただいた、古い品々をご紹介します。
学校の一部改築のため、保管ができなくなり、博物館に寄贈されることになったものです。
興味深いものばかりですが、例えばこの年代物のスキー板。

木製で、かなり重量感があります。とめ金は鉄でひもには皮を使っていますし、

ストックは竹製です。
こんなごついのを背負って山スキーもしていたのでしょう。
昔の人の体力・気力には本当に驚かされます。

次は算数のプリント用の版木。

漢数字とその数に合わせた点丸が印刷できるようになっています。
版画のように墨をぬって、一枚一枚手刷りしていたのでしょうね。
時代とぬくもりとを感じられる一品です。

これらはこれまで学校のお宝として大切にされてきたものですが、博物館に来たことで、みんなのお宝になったと言えます。
こうした「もの」の良さ・面白さをみなさんに大切に伝えていきたいなと思います。