戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

自然観察会 昆虫採取とその標本づくり

 肌がじりじりと焼けつくほどの晴天の中、自然観察会がひらかれました。今回は、昆虫採集とその標本づくりです。

午前は、館の近くにある運動場と林の中で昆虫を探しました。運動場のすみっこには、たくさん昆虫がいました。チョウ、キリギリス、バッタ、イナゴ、ハンミョウ、トンボなどの仲間がとれました。立派なカミキリムシをみつけた人もいました。

 午後からは、昆虫の標本づくりです。お昼の時間に冷凍しておいた昆虫たちを使って、発泡スチロールのザラザラした面にピンでていねいに貼り付けていきます。
その後、図鑑で種類を調べました。標本にするときに、羽を広げて貼り付けると、いまにも飛んでいきそうな力強い標本ができました。今回、自力で昆虫をとって、それを標本にするという貴重な体験ができました。

力強くはばたくシロスジカミキリの標本


ちょっとかわいいカマキリの標本。この姿がかわいかったので、写真を撮らせていただきました。