戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

梅は咲いたが1輪のみ

今日もお外はあたたか 

 館内は寒いですけど ><

 

そして ついに 1輪の梅が

でも 他はひらかず・・・

開花宣言は明日に持ち越しです

 

 

一方 企画展は ちゃくちゃくと でき上っていきます

黒板には 年表もはられ 

壁にも たくさんの印刷物がはられ

島展示にもモノがならびました!

戸隠で100年前につくられた植物標本も展示

牧野富太郎博士の ではないですけど

秘蔵されていたので 色も鮮やか!

100年前とは思えないほどの美しさです^^ 

 

この感じなら 企画展は 間に合いそうです

 

一方

企画展が始まる3/18(土)は ぼうけん団の活動日でもあるのですが・・・

こちらはというと

現在 両どり標本(※)をもくろんでいて

そのためのレプリカづくりが うまくいっておらず

こちらは間に合わないかも・・・

たくさんつくったものの 今一つの出来栄えで・・・

特にくちばしにレジンがうまく入らない><

足の骨の方はまぁ まだ ましな感じ

画像左上は本物で 右下はレプリカで着色済み

皮被る場所が多いのでアバウトでも平気なのもありますけど・・・

 

この違いは

日ごろのおこないの差かな~

 

 

(※)両どり標本とは 

 はく製と骨格標本を同じ個体からつくる標本

 

 ここで普段行っている鳥の剥製の製作法では

 頭の骨や手足末端の骨などはそのまま残して作ります

 そのため 骨格標本と剥製を同じ個体で作ろうとすれば

 残す骨をレプリカと置き換える必要があります