戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

炭焼き

今日は自然観察会。テーマは炭焼きです。
去年の初挑戦では、竹は生焼け、他の木の実などは燃え過ぎ、というさんざんな結果だったので、今年はそのリベンジを兼ねています。

まずは外に出て、炭にやく材料集めです。キノコ、エノコログサ(ねこじゃらし)、シダの葉、トチの実など、思い思いのものを集めました。
空き缶につめてアルミホイルで包んで、さっそく点火! 

うまく焼けるかお楽しみ。
そして待つこと1時間。冷めたころを見計らって、あけてみると…

けっこう上手に炭になっていました!


(↑松ぼっくりエノコログサ

(↑スギの実とセミの抜け殻

クリのイガやエノコログサの細かな毛までもきれいに残っています。また、キノコやセミの抜け殻までも炭になって、職員も驚いてしまいました。


(↑竹炭も成功!)
今回は竹も時間内にうまく焼けて、たたくといい金属音がします。参加者の方々のお土産にもなりました。
去年の失敗がとりあえず活かされたと、私たちもほっとしました。

加えて今日は、炭にする材料集めの時に、チョウが集まる木やたくさんのキノコを見つけることができました。待ち時間には昆虫採集も楽しみました。
秋空の下で、参加者の皆さんと戸隠の自然を満喫できて、職員にとってもうれしい一日でした。