戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

冷たい雨まで降りました...

今朝は予報以上に冷えたように感じました。

標高900m弱の職員の自宅で、今朝は6℃だったとか。

寒い、寒い・・・(+_+)

霜が降りてもおかしくないぐらいです。

一昨日まであんなに暑かったのに・・・

 

博物館に着いてから思い出しました!

栽培している戸隠パイナップルを外に出したままだった><;

慌てて見てみたのですが、

現状、枯れてしまったようには見えません。

(真ん中の枯れたものは、元のパイナップルの葉の部分です)

ほっとしました^^

今日から、室内で過ごしてもらおうと思います。

 

今日の午前中は学校さんの地層見学や、公民館の野外講座、

ボランティアさんとの庭木の選定作業など、

ほとんどの職員が時々小雨が降る中、野外で過ごしました。

 

野外講座では、身近な植物の観察ということで、

道路わきや田畑の畔周りの植物を観察しました。

エノコログサやカヤツリグサの仲間を識別したり、

ヌルデの実(塩の実)やカラハナソウの実(和製ホップ)をかじってみたり、

熱心な参加者の皆さんのおかげで楽しく過ごしました。

 

そんな中、参加者のかたが発見したものに一同びっくり

エノコログサの穂から葉がはえています!

エノコログサに菌が感染しておこる病気(エノコログサ黄化萎縮病)だそうです。

植物ホルモンが異常に分泌されて、花が葉になってしまうとか・・・

同じイネ科の稲にも感染することがあるので、要注意だそうです。

ビックリですね!

 

個人的には、通り道のお宅のお庭のアスパラガスの実が

赤くてきれいで、これにもびっくりしました^^

 

かわいいものと言えば、

昨日職員が館の花壇で見つけたイモムシのかわいさにも衝撃です!

くるりと巻いているのがお尻がわで

左側の黄色いのが本当の頭。つぶらな黒い目が見えます。

だいぶこの仲間は見慣れてきたので、

すぐにハバチ(ハグロハバチ)の幼虫とわかりました。

つまり、チョウやガの幼虫ではなく、ハチの仲間の幼虫です。

この絵本に登場しそうな可愛らしさは何なんでしょう!?

とひとしきり盛り上がりました。

 

変わったものついでに、先日出先で見つけた植物ですが、

植物の茎が、10㎝ほどに幅広くなって、くねくねと伸びています。

やはり病気なのでしょうか?

こちらは調べきれませんでした。

じつは、ガードレールの外側で、近寄ることができませんでした。

目をこらして見ると、周りにはえているのと同じ、

マツヨイグサの実がくねくねの茎の上についているように見えました。

 

植物も怨念がたまると妖怪化するのか!?

夜になったら、くねくねと動いたり、びょ~~~んと伸びたりしそう・・・

と思わせる、ちょっと不気味な光景でした。

 

相変わらず、おちがなくてごめんなさいm(__)m

柴犬館長に

 🐕 修行がなっとらん!

と怒られそうです・・・・(+_+)