戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

このホタテガイは5歳で亡くなった?

当館のシンボルマークは、ホタテガイ
それは、戸隠がホタテガイの化石産地でもあるからです。
ところで、貝殻にも、木の切り株にみられるような年輪があることをご存知でしょうか?長野に住んでいる方には、日常で貝殻をみる機会があまりないかもしれません。

展示室にあるホタテガイの一つを、よく眺めると確かにシカシマがありました。
これは、一年に一枚できる成長線だそうですから、年輪ということになります。
その数を数えてみると、このホタテは5歳とちょっとで死んでしまったことがわかります(ただし成長線を数え間違えているかもしれません。そのときはコメントよろしくお願いします)
化石となった生き物が何年生きたかを考えながら、博物館をまわるというのも、新しい楽しみ方かもしれません。
明日は、大地のフシギ−火山灰から宝石を探そう!−
というイベントがあります。
九州の新燃岳の火山灰も観察します。
参加者は、お気をつけていらしてください。