戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

高千穂から

今日ははるばる宮崎県の高千穂町から、2人の小学生がやって来ました。
戸隠村時代からの姉妹町村関係で、毎年ホームスティを行っているのです。
なぜ九州と戸隠との間にご縁があるかと言うと…
それは神話の時代のこと、太陽の神様(天照大神)が隠れた岩穴の扉(岩戸)が、力持ちの神様によって投げ飛ばされ、高千穂から飛んで来て戸隠山になった、という伝説があるからです。
さすがパワースポット戸隠、壮大な神話がありますね。
しかし、そのまた昔の時代に、実際に九州から飛んできたものが、現在の戸隠で見つかっています…!
それは、高千穂町のすぐ北側にある、阿蘇山が噴火した時の火山灰です。

その話を聞いて、大きな歓声をあげた男の子たち。

そんな彼らは今朝、家を発って、まさしく九州から飛んできているんですがね^^


館内見学の後は、化石のクリーニング体験です。

長旅の疲れも見せず、元気に一生懸命、作業をしました。

さっそくいいお土産ができました。

明日からはスキー教室もあるそうです。
冬の戸隠を存分に楽しんでいってくださいね。