戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ごあいさつ

3月は別れの月。
館の近くの保育園は統合のため、3月いっぱいで閉園です。
記念の文集を持って、先生と子供たちが挨拶に来てくれました。

近くで子どもたちの声がしなくなるのはとてもさみしいものですが、
新しい保育園で子どもたちには元気で過ごしてもらいたいな、と思います。

それから、昨日戸隠内の田んぼで、ヤマアカガエルの卵を発見したのでご報告します。

雨が数日続いたので、そろそろ出ているかと思い、田んぼへ散歩をしたら、
ヤマアカガエルの「キャラキャラ…」という声があたりに響いていました。
水路の水たまりの中、まだ雪解け水で冷たいのに、激しく移動するカエルの姿もあちこちで見られました。
ヤマアカガエルは春の雨で目覚め、交尾・産卵をすませると、暖かくなるまで再び冬眠する、という変わった生活をします。
このカエルの声も、春がやってきたという、ごあいさつの一つですね。