戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

悲喜こもごも

今日は春のような暖かさ。
啓蟄がすぎて、本当にいろいろな生き物が動き出しそうな陽気です。

そんな中、悲劇はおきました…
ヒマラヤスギの実が落ちこわれてしまったのです。

15cm以上の大きさになる、松ぼっくりのようなヒマラヤスギの実は
木の上で松かさがばらばらになり、種を落とします。
熟さないうちに枝から採集し、こわれないように接着剤でとめていたのですが、
落下すればひとたまりもありません。
これがこの実にとっては本来の姿ではあるのですが、
職員の気分もどん底……


しかし!! 
捨てる神あれば拾う神あり。
今年ずっと探していた、大事な地図がようやく見つかりました。

心のつっかえが一つ取れたと、職員もしみじみと喜びをかみしめました。


春は新しいスタートの季節。
気分も一新。
新しい幸せの芽が出るといいな、と思います^^