戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

春はどこ?

今年の戸隠の春は足踏み状態が続いています。
4月になって、はや一週間がたちますが、
梅がほころびもしないなんて、ちょっとさみしいです。
今日も陽ざしはあるのですが、風がつめたく、外に出るのがおっくう…
そんな中、職員が見つけてくれたのは小さなスミレの花!

春一番に咲く「アオイスミレ」です。葉っぱが葵の紋どころのような形をしています。
ちゃんと春を感じていたのね…とうれしくなります。


木の芽にも変化が。
こちらは「ヤマネコヤナギ」という柳の仲間。

固いキャップがとれた花芽はふわふわの毛におおわれていて、とってもやわらか。
こちらも短い初春限定のお楽しみです。


春本番を心待ちにしつつ、冬から春への変化をゆっくり楽しむ。
実は贅沢な時間なのかもしれないと、草木が教えてくれました。。。