戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

植物観察会

今日は本年最初の植物観察会でした。
お天気は最高、桜も満開で、絶好の観察会日和です。
車で博物館の西側にある荒倉山のふもとまで移動し、
2時間ほど散策しました。
今回のお目当ては雑木林の妖精、「春植物」です。
エンレイソウアズマイチゲの花、さまざまな木の芽の芽吹きなど
春の息吹を感じながらゆっくり歩くと、カタクリの園に到着です。
ちょうど咲き始めたばかりで、きれいな花畑でした。

(↑余裕がなくて、いい写真が撮れませんでした…)

これらの春植物は、花を咲かせ実をつけると、茎や葉を枯らしてしまい、
地下の根に貯えた栄養で夏から冬は休眠しています。
そんな春限定で花園をつくることから、「春の妖精」とも言われる植物たちです。


今日は春を謳歌する様々な小鳥たちのさえずりも聞かれました。
参加者のかたから小鳥のガイドも聞くことができ、お得な会になりました^^

次回は5月26日(土)。
戸隠の奥地で最後の春を惜しみに、古池や種池をたずねます。
ひっそりとした水辺でミズバショウリュウキンカが見られますので、
興味のあるかたはお問い合わせください。