いきなりクイズです。
博物館の裏手、荒倉山の登山道を整備していたおじさんたちが、山でみつけて持ってきてくれたものたち。
次の3つの中に1つだけキノコではないものが含まれています。それはどれ???
(2)↓大きさは4cmほど(館に来た時には乾いていたので、山での写真をいただきました)
さあ、キノコでないのはどれでしょう?
(3)はなんとなく「さるのこしかけ」?? とピンときたかたもいらっしゃるのでは。漢方薬にもなる、キノコの仲間です。これはなかなか大物ですね。
残り2つのうち、どちら??
じつは変な形をしていますが、(2)はれっきとしたキノコの仲間です。
その名も「サンコタケ」。漢字では「三鈷茸」。密教の法具「三鈷」を検索すると、その名前の由来に納得です。(←説明が難しいので、人任せに。ごめんなさい^^;)
鼻につんとくる刺激臭がします。食べる勇気はでませんね…
では(1)がキノコでなく何かというと、「ミヤマツチトリモチ」といって、ちゃんと花があって種をつくる植物なんです。カエデの仲間などに寄生して栄養をもらうので、葉っぱはありません。種をつくるときだけ地上に顔を出した姿が、上の写真なんです。
じつはこの植物、なかなか姿を見ることができない希少な種類なんですが、大胆に掘りだされていて、驚きました。知っていれば私も現地に行ったのに、と少々悔しい…
さてさて、こんな変わった植物やキノコがはえる、荒倉山山系最高峰、砂鉢山の定例登山会が10月13日(日)に行われます。紅葉も見ごろの時期かと思いますので、いい汗をかきに戸隠へ足をお運びくださいませ。
詳細は「尾倉沢古道の会」026−252−2529 へお問い合わせください。
こんなサラシナショウマの群生地もありますよ。