戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

夕涼み

また蒸し暑さが戻ってきました。
ばたばたとしているうちに、いくらか涼しい風が吹いて、
気がつけば夕方です。夏の一日は短い!


外で花壇の水やりをしていると、ヒョウタンがたくさんの花をつけています。

ちぢれ気味の白い花がなかなか涼しげで、きれいです。


ふと、ある絵を思い出しました。
ヒョウタンのつるがからみ実がぶら下がっている棚の下で、
親子が夕涼みをしている場面を描いた日本画です(久隅守景画でした)。
涼しさを演出するヒョウタン。風流ですね〜。


さて、館のヒョウタンは実も膨らみ始めていました。

よく見れば、表面に毛が! 育ててみて初めて気がつきました。
さらに、枯れた花をつけたまま、花の根元はヒョウタン形にふくらみ
はじめているものも発見。

もちろん毛がびっしり…


この毛はいつとれるのか観察しようと思います。
それにしても、なぜあのくびれたヒョウタン形になる必要があったんだろう?
園芸品なのでしょうか?

色々な疑問がわいてきてしまいました。皆さんはどう思われます?