戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

神秘

日差しに春のぬくもりを感じるおだやかな1日でした。
今日で1月も終わり。厳しい冬は峠を越したと思いたいですね。


さて、ちょうどお遣いがあって出かけたので、
青空を背にした戸隠山を写真に撮ることができました。


右が戸隠連峰、奥にとがった高妻山。左手が西岳連峰です。
冬の戸隠山はいっそう神々しく見えます。
昔の人が、ここに神の存在を感じたというのが、
自然にうなずける気がしませんか?


よく見ると、右側の戸隠連峰の中腹に右下がりの横しまがあります。
大地が隆起した際に、もともと海底にたまった地層が、
ぐぐ〜〜〜っと傾いたことを教えてくれます。


神と科学と、両方の神秘をみせる圧倒的な存在感が
冬の戸隠山にはあります。
そして、それを目の前にする自分は、
なんて贅沢なんだろう、といつも思ってしまいます。


(ちなみに、手前の雪原の足跡はウサギのものです^^)