戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

信州の色?

今日は、博物館版「美しい信州の色」をご紹介。


職員が家の近くで遭遇したのは、

キハダ(黄肌)という木を切り倒しているところ。
皮の下が名前の通り鮮やかな黄色で、
昔から胃腸の漢方薬として利用されてきました。
試しに噛んでみると非常に苦い^^;! でも効きそう!
キハダにしては太い、40cmにもなる大木で、
その樹皮をいただいてきたそうです。
草木染めの材料として活用したいと思います。


さらに職員が玄関先で見つけたのは、
鮮やかなコバルトブルーの…

なんと、アマガエルです!
職員曰く「松代焼きの破片が落ちているのかと思った」とのこと。
確かに、青藍色の釉薬で輝く陶器の色ですね。
カエルの色としては今まで見たことがありません。
もしかしたら、黄色の色素がない変わったカエルかもしれません。
が、残念ながら、このカエルはすでに死んでいました。
その死因もナゾです。
(死んだからこんな色になったわけではないと思うのですが・・・)


春の日差しに目の覚めるような鮮やかな色彩がまぶしかったです。