戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

解読中

本日も多くのお客様にご来館いただきありがとうございます!
おかげさまでウーパールーパーの子どもたちも全員里子に出されました。
かわいがってあげてくださいね。


さて、現在、博物館で実習を行っている学生さんたち。
そのうち二人は大学で日本史を専攻しているという、この博物館では珍しい人材です。


そこで^^
この二人にはその専門性をいかした特別なミッションが与えられました。
戸隠の隠れた歴史を掘り起こしてもらうというものです!!


江戸時代の宝暦年間に、戸隠神社(当時は戸隠山顕光寺)から里へ隠居した、僧侶のトップ。
彼の功績をたたえた(と思われる…)大きな石碑が屋敷跡に建てられているですが、
解読された記録がこれまでありませんでした。


この実習中に、彼らは
まず2mをこす石碑を磨いて、文字を洗い出し、

拓本をとって、

漢文を現代語に訳す、という地道な作業をしています。

(↑文字が欠けていたり、現在は使われていない文字も多く、難航しています。)


イムリミットはあと2日。
どんな真実が浮かびあがってくるのか、
彼らの仕事ぶりを職員一同見守っています。