戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

冬だから見えた、キラキラ 

今日も良い天気でしたが、時折雪や雨がちらつきます…

風も時々吹きました。

めまぐるしく、天気がかわります。

 

お昼ごろ、百葉箱の温度計をのぞくと、10度を超えていました

12月中旬とは思えない暖かさ、、、(^^♪

 

戸隠山の雪も、この暖かさでだいぶ消えています。

(画像は昨日のもの…12月10日朝の画像と比べてみてね)

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この陽気?で(かどうかは不明…)

隣県からの展示解説(2時間)の予約が、本日午後入りました。

「週末、車でいきたいんだけど雪は大丈夫ですか?」

「この天気なら、大丈夫でしょう!」

この秘境博物館に、ご予約をいただけるなんて、うれしいことです。

 

暖かいので、外の片づけをしました。

ふと見ると、見慣れた小学校の石碑がキラキラっとしました。

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太陽の光を反射する部分が、そこかしこに…

 

鉱物の粒の大きい深成岩でできています。

黒いのは斑レイ岩、灰色は閃緑岩といってよいでしょう。

その灰色の石材の中に、

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キラキラする金色の結晶がみえます。

 

何が光るのかとおもえば、鉄鉱物(黄鉄鉱)のようです。

 

日差しが低角度で当たるので、よく光ります。

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気が付かなかったなぁ (*_*;

冬だからこその、キラキラでした。

 

石碑自体の存在は知っていましたが、

気をつけてみないと、見えないものですね。

メーテルリンクの童話 青い鳥をちょっと思い出しました。

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もう12年も石碑を見ているのですが、

ボッーとしていたようです。

地質屋としては、まだまだ修行がたりないようです。