戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

千客万来!!?

お盆休みも終盤。
お客さんたちの笑顔に助けられながら、今日も無事に閉館時間を迎えることができました。
夏休みの自由研究を、化石をテーマに一生懸命まとめてくれた子、
オオカミの毛皮を着て、すっかり「ものの○姫」になってくれた子、
戸隠にキャンプで訪れ、博物館へ寄ってくれたボーイスカウトの子たち、
皆さんの顔を思い浮かべながら一日を振り返っております。


そんなお客さんたちを写真で掲載できないので、
最近来館してくれた、「人以外」のお客さんをご紹介^^


まずはこちら。

大きな羽をもった4cmほどの昆虫です。
その名も「ヘビトンボ
あまりなじみがないかもしれませんが、アミメカゲロウの仲間で、
近い仲間にウスバカゲロウ(幼虫はアリジゴク)やクサカゲロウ(卵はウドンゲ)がいます。
また、カワゲラなどの幼虫を川からとって食べる文化がある、長野県南部、伊那谷の地域では、大型のこの幼虫は「孫太郎虫 まごたろうむし」とも呼ばれ、珍味として喜ばれます。


さてさて前置きが長くなりましたが、
この虫、羽がトンボに似ている、というのはわかりますが、「ヘビ」というのは体が長いわけではなく、


この横顔からきているようですね。

面長で黒くつややかな目をしています。



この頃、なぜかヘビネタが多いこのブログ。
今日もいっちゃいましょうか?
皆さんだいぶ慣れましたよね。
実は、ヘビさんも来館したんです^^  職員が懸命に捕獲しました。


ほこりまみれのこの横顔。
見比べると、昆虫と爬虫類という種族の大きな隔たりがあるにも関わらず、
けっこう似ていませんか?? 私はちょっと関心してしまいました。


一応、おことわりをしておきますが、
当館には毎日ヘビがやってくるわけではありませんので、
ヘビ嫌いなかたも安心して足を運んでくださいね^^;
もちろん、ヘビ嫌いの職員もちゃんといますよ。