戸隠は、もちろん信仰の歴史ある地ですが、
そこで博物館の職員をしていると、
専門外にもかかわらず、こんな資料とご対面をする機会にも恵まれます。
明治初期の戸隠が描かれた掛け軸です。
絵を依頼したかたの思い入れか、
人がすむ宿坊エリアよりも、
裏山と呼ばれる高妻山方面の
細かな地点名がびっしり書き込まれています。
信仰の山、ならではです。
その書き込まれた文字を解読しました。
戸隠山の登山の歴史の企画展を行ってから、
山に関する新たな資料が次々に見つかります。
戸隠山のお導きか、
引力をひしひし感じるこの頃です。