戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

冬将軍と子どもたち

寒波到来。


5cmにも育った霜柱が、寒さを際立たせた本日、
路線バスを使ってやってきた子どもたちと、
今期、最後の地層観察会に出かけました。



水がしたたる通称「塩岩」にはつららが伸びていましたが、
そんなことはおかまいなく、子どもたちは元気いっぱい。
色々な石を叩いてみたり、地層を削ってみたり、
石や大地への興味にあふれる子どもたちとの楽しい観察会となりました。


大きな崖では、地層がずれた断層、地震の跡に気づいて教えてくれる子も^^


観察の後は45分かけて、博物館まで歩きました。

高低差、100m強。
飯綱山にも登った子どもたちには、それほど大変ではなかったようです。


1時間の館内見学で地層や大地の生い立ちを復習した後、
さらにバス停まで歩いて戻って行きました。


一日フルに頭と体を使った子どもたち。
さらに心にもたくさん残る観察会になったのでは、と思います。



おかげさまで今年も、無事に野外観察のシーズンを終えることができました^^


(急に賑わいがなくなるとさみしいので、みなさん遊びに来てくださいね。)