冬の休日は、なまった体に活をいれるため、1時間ほど近所を散歩します。
途中には石仏があちこちに見られます。
こちらはお顔もはっきりしない、江戸時代からの道祖神。
今年の正月明けも、どんと焼きでも活躍したのでしょう、
すすで真っ黒です。
屏風のような戸隠山と山並み、
きれいな三角形の高妻山がぴょこんと顔を出しています。
右手には飯綱山も見ることができます。
信仰の山として今もあがめられている、そんな神々しさがありますね。
山の美しさに感心しつつも、手前の家々が並ぶ里も、実は気になるところです。
標高700〜900mもあるのに、こんな平らな土地が広がっているのですから。
何十万年も前のこと、
火山である飯綱山が噴火したときの火砕流や、土石流が流れて
こんな緩やかな大地を作ったそうです。
そんな大地の歴史の上にのっかって、人が作り出した歴史が積み重なっている。
長い長い物語を想像する、楽しくも贅沢なひと時です。