戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

増えるもの

館には卒業記念につくられた池があります。


コンクリートのひょうたん型の池なので
ビオトープとして整備したのですが・・・


排水口周辺にまで生い茂っているものが!

ジュンサイです。


実はこの池でもっともイケイケなのが彼らです^^;
土のないコンクリートの池なのに
いたるところにジュンサイが繁茂してしまいました。


整備から3年ほどになるので
今年は少し掃除してみたいと思います
6月にイベントで 
ぜひみなさまのお力をおかしくださいm(_ _)m


そして
増えているというと長野県内では
こいつも増えているようです

ウチダザリガニ特定外来生物)です。


冷たい水が好みのザリガニで長野県は居心地がいいらしく
少しずつですが 新たな生息地が確認されています


この子は昨年夏の企画展用に
飼育許可をもらって飼っていた子ですが
先日抱卵したままなくなってしまいました
(もう1個体は元気に抱卵中です)


どうせならさわれるように!っと
ウチダザリガニの抱卵個体の
プラスティネーション標本として
ただいま作成(脱脂)中です


エビやカニの仲間は処理の途中で
カラが美味しそうな赤色に変色しがちだそうなので
おいしそうな色に変わらないように・・・
みなさま いのってください><


ザリガニボイルの標本なんて言われないように・・・