戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

「戸隠 七不思議」展

先週の土曜日から始まった企画展

「戸隠 七不思議」




平安時代から人が集落をつくって、営みを続け、

独自な文化を育んできた「戸隠」という地域を、

地質学的に見直してみよう!という試みです。



なぜ 戸隠山から化石がとれるのか?

なぜ 飯縄山の麓に池が多いのか?

「そば」や「竹細工」なども、なぜこの地の名産品になったのか?

「九頭龍」や「鬼女紅葉」の伝説はなぜ生まれたのか?


それぞれを地質学的に読み解くことができます。

戸隠は、自然や文化など総合的にみることができる地域だと確信!

やはり魅力のある場所です、

奥が深くて面白い!



さすが、日本人による新種の植物の発見・命名の地になった、記念すべき場所です。

(トガクシソウ:Rannzania japonica





その片隅にある、まことに小さな博物館は、

いままで何をしてきたのか、

そして今なにをしているのか、

さらに、この地域に貢献していくために、どうあるべきなのか?



そんなことを考えながら、日々地域を読み解いています。




戸隠山飯縄山とともに暮らしてきた人々の智恵、

そんなことを表現するための企画展示です。



しかし、試行錯誤の日々…

初の試みですので、悩みながら、ちょこちょこと手直しをしています。

いままで眠っていた資料や新規に開拓した資料を追加中です。


戸隠のことを知りたいなら、地質化石博物館に行け!と

みなさんに言われるように頑張ります。

地域のみなさんも戸隠へ観光でお越しの皆様も

ぜひ、ご覧下さい。お待ちしています。