今月末から始まる企画展に向けて、準備が進んでいます。
春の企画展は、石の狩人「保科五無斎」の業績をたどる展示です。
ちょうど今年は彼の生誕150年(明治元年生まれ!)なので、
大きくスポットライトを当てたい!!
まずは、彼が集めた鉱物標本のお掃除から。
まだら状に黒曜石の成分が入りこんでいる石など、
おもしろいものがたくさんあります。
中には、墨で鉱物名が書かれている石もあるのですが、
これは本人の筆ではなく、持っていた学校で、
後で書かれたもののようです^^;
気持はわかりますが、せっかくのきれいな石がちょっと残念。
五無斎は色々な顔をもった人物です。
教育者であり、採集家であり、研究者であり、政治にも足を伸ばし・・・
ともかくも、
明治の時代を大きな志(こころざし)、信念をもって駆け抜けていった男です。
彼が集めた、長野の大地の多様な石たちが、
まさに彼の生き方を表しているようだと思います。
企画展は24日(土)から始まります。
山の春と五無斎をお楽しみに、ぜひご来館ください。