春本番を思わせる暖かさ。梅のつぼみもだいぶ膨らんできました。
今日はそんな陽気にさそわれてか、熱中する“男”たちがやってきました。
それぞれ一部屋を占領し、あまりの没頭ぶりに声もかけにくいので、
外からの撮影で失礼させていただきました。
一人は館の裏手にすんでらっしゃるボランティアのおじさん。
鼻歌も軽快に、なめらかに動くその手からどんどんわら縄が作られていきます。
まるでマジック! 思わず見惚れてしまいます…
もう一かたは、この冬、館に何度も足を運んでいただいている市内のかた。
数年前に岩石にはまり、県内の石をあちこち採集していらっしゃるそうです。
その過程で、当館で昨秋に企画展でご紹介した「保科五無斎(ごむさい)」に行きつき、
その資料を求めてこちらに通うようになってしまいました。
地学標本を一つ一つ写真に撮り、丁寧にファイリングされたその記録は
まさしく執念の賜物。
五無斎先生も草葉の陰で喜んでいらっしゃるでしょう…
熱中する男たちの姿はかっこいい!
私も、春から新しいことを始めてみようかしら…