戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

死をみつめる

この頃、動物の死体とよく遭遇します。


先週は、巣から落ちたツバメのヒナを拾いました。
すっかり冷たくなっていました。


巣で元気に餌をねだる兄弟たちに比べると、
かなり小柄のようです。
兄弟たちに押し出されてしまったのでしょうか?

自然の世界は厳しいです・・・


(数日後には兄弟たちは巣立っていきました)



同じ日に、戸隠内のかたからリスの死体が道路にあるとの
連絡をいただきました。


とてもきれいな死体で、博物館で有効活用してもらえる!
と通報したかたも思ったそうです。


ありがたくいただきましたm(__)m



そして昨日、
植物園の近くからは、ヤマネのミイラが届きました。
この春生まれの子どものようで、
建物内から出られなくなってしまったようです。


ちょうど小学校によるところだったので、
子どもたちにも見てもらいました。


「かわいい!!」
という反応がほとんどで、さすが戸隠っこ^^


戸隠に、貴重な生きものがいること、
生きものたちの生と死が身近にあることを
実感してもらえたかな?