戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

感染

午前中は前線通過のため、雨、
荒れ模様になるかも・・・ 


との予報をきき、怖気づいて観察会を中止にさせてもらったのですが・・・


9時には晴れて陽がさしてきました><!


今期最後だったので、やりたかったな・・・"(-""-)"


歯切れの悪い幕引きとなりましたが、
来年度も行う予定ですので、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m



さて、一昨日のことですが、明日の行事のために館の周りを下見していたところ、
エノコログサ(俗にいう、ねこじゃらし)の茎に


こんなものが・・・


虫こぶ? 



同じ株の穂にも


ところどころ、細い葉?が伸びています・・・



インターネットで調べてみると、何者かすぐにわかりました!
(情報化社会おそるべし^^!)


菌に感染することで発症する「エノコログサ黄化萎縮病」という病気だそうです。
症状は、
 全体に黄色くなること、
 茎の途中からたくさんの枝を放射状に出すこと(←1枚目の写真)
 穂の一部が葉になること(←2枚目の写真)


ということで、最初にみつけたものは、枝の集まりだったのです・・・



虫こぶのことを専門用語で「虫えい」といいますが、

菌がつくったものは「菌えい」というそうです。初めて知りました。


ちょっとマニアックな話で恐縮ですm(__)m
世の中、いろいろありますね・・・


さて!
来週の火曜日、30日には地元のかたがたが整備された登山道を歩く
「砂鉢山登山会」
があります。館の近くからも山がよく見えます。

紅葉がよさそうです。
頂上はカラマツを切ったので、だいぶすけています!


今度こそ、お天気になりますように。