戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日はあいにくのぐずついたお天気でしたが、

博物館の周りのソメイヨシノは満開になろうとしています。

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週末にはお花見ができそうです。

(寒いという予報もありますが;;)

 

建物わきの道路沿いには3種類の品種がならんでいます。

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手前からピンクが濃いもの、中間のもの、淡いもの。

桜にはじつはいろいろな種類や品種があるのですが、

一番よくみるのは、色が淡いソメイヨシノ

そして、ソメイヨシノより早く咲いて、色が濃いのが

「彼岸桜」をベースにした品種たちです。

特徴は、花を横からみたときに、

つけねに丸いふくらみがあることです。

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身近なところでは芋井の神代桜

全国区では、高遠小彼岸桜や福島県三春滝桜など、

たくさんの品種や銘木がある種類です。

 

ソメイヨシノより遅めに咲いて色が少し濃いのが

ヤマザクラの仲間

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花とあわせて葉っぱも開きます。

当館の鶴〇桜もオオヤマザクラです^^

まだ若木のためか、花が特に大きく感じます。

 

そこで、昨日ご紹介した支所のそばのサクラですが、

博物館より標高の高い場所で

すでに満開で色が濃いということもあり、

彼岸桜 であったことを今朝確認しました。

3枚目の花のアップの写真の桜です。

 

今日は写真がなくてご紹介できないのですが、

長野市街地の周辺の山々では、

もう1種類大事な桜があります。

シーズン最後に咲く、カスミザクラが見ごろになります。

機会があればまたご紹介したいと思います。