戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

石ころから長野の大地を学ぶ!

8月14日 大型台風が接近中! 

今朝の館長との巡視でも、雲の流れでもがはやいようような気が…

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四国や中国地方で被害が出ないことを祈ります。

秋蕎麦も芽吹き始めています。

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こちらでは、暑さの中、朝から大勢のお客様が来館しています。

 

巷では8月10日から18日まで9連休という話…

博物館では、その分かせぎ時…

 

12日(日)には、川中島古戦場の市立博物館で、

ほんものゼミナールを行ってきました。

博物館実習の一環で、地質の学生さんたちと一緒!

 

50名ぐらいは参加者があったでしょうか?

 

まず、博物館の石材(赤御影や柴石)を見学!

 

 

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そして、裏にある岩石園で、戸隠の化石を含む砂岩や凝灰角礫岩ともご対面!

 

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かつて海だった長野盆地の山々を実感!

 

その後は、冷房の効いた館内で、

企画展「石ころものがたり アンダーグラウンド長野」をじっくり解説

 

河原の石ころの多様性、その起源を考えることの面白さ、

長野県内の河原の石ころから探る、大地の生い立ち!

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4億年にもわたる、大地の生い立ちや、石ころの誕生秘話!を

地質図や断面模型で解説!

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多くの市民が暮らす長野盆地の地下は、


活断層の動きでできたこと、そして、石ころがたくさん転がっています!

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そんな北部フォッサマグナの生い立ちを学びました。

時空を飛び越える、タイムマシンのようなお話です。

その物語を考える楽しさをわかっていただけたら、と思いました。

 

麦わら帽子をかぶると、すらすらとお話がでてきてしまうのが、

私の悪い癖!

 

 

保科先生、今日もありがとうございました。