戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

三連休の中日!

今年初めての三連休!

 

雪が全国的にすくないためか、意外と家族連れのお客様が来館!

 

その中のお一人からは、こんな話を伺いました。

 

「戸隠は、神社とお蕎麦が有名と聞いていたけど、

 戸隠山が海だった、というこの博物館の展示はとても衝撃!

 小学生が発見したゾウの化石もすごい!

 もっと宣伝した方がよい…また、来ます!」とのこと。

 

こんな声は、ありがたいなぁ… 元気がでます。

 

三連休初日の昨日、朝からきれいに晴れ渡り、暖かな一日に…

 

雪がすくないため、館長の視察場所も拡大!

戸隠小学校の校庭まで歩きます。

 

「こんなに雪のすくない年は珍しい!よ~く、記憶しておくように…」

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「雪かきがなくて楽じゃが、水不足にならないか心配じゃ"(-""-)"」

 

館長、あなた一度でも雪かきしたことあります?

                とツッコミを入れたいです

 

閑話休題

 

館長が視察している山麓は、飯縄山が噴火した際の火砕流

その後の土石流などが堆積してできた、なだらかな斜面…

 

それぞれの土地の地形には、長い物語が隠されています。

あるいてみると、そのわずかな違いから、読み取れるものがあります。

 

「そうじゃ、そうじゃ…私と回ることで、勉強になるじゃろ…」

とは、柴犬館長の弁、

 

海だった戸隠山が隆起し、飯縄山の噴火が里山に適した緩斜面をつくり、

人々が水をさがして農地をつくり、そこに暮らす!

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「あるくことが勉強じゃ、視線をかえながら、もっと現実を見なさい!」

 

 館長のお考えに深いものを感じました (^_-)-☆

 

 いつもありがとうございます。