戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今は昔・・・

今日は午後、京都から修学旅行でスキーにきた高校さんで、

スキーは苦手・・・

という生徒が数名、見学にいらっしゃいました。

中にはけがをしている生徒さんも。

高校生活のビッグイベント、修学旅行ですから、

いくらかでも楽しんでもらえればと、

はりきって解説させてもらいました(^_-)-☆

 

その写真はないので、話題は一気にとんで

年末の関西紀行を少々・・・

 

奈良で有名なあるお寺に行った帰り道、

タブレットの地図には近くに古墳がある、と表示されています。

しかし実際には、駐車場の敷地の一角に、小さな茂みがあるだけ・・・

f:id:Naturalhistory:20191229144013j:plain

 

もしかして、これのこと!?

と半信半疑で看板を見ると、

f:id:Naturalhistory:20191229144025j:plain

 

文字がだいぶ読みにくくなっていますが、

確かに「古墳」と書かれていました^^;

似たような小山はどこにでもありそそうなものですが、

古墳として、きっと昔から伝わってきたのでしょう。

 

身近に古墳が普通にあるのが、関西らしいなと思っていたのですが、

年明けに行った市内のある学校にも、敷地内に古墳がありました!

 

f:id:Naturalhistory:20200114084159j:plain

 

そうでした。

長野市内にも、じつはたくさんの古墳があったのです。

代表的なものが国の史跡に指定されている、松代の大室古墳群です。

約500基確認されていて、

その一部が学校の敷地内に入っていたのです。

 

昔、古墳をつくった人も、1000年以上たってその場所が、

駐車場になったり、学校になったりするとは思わなかったでしょうね。

にぎやかになって、いいのか悪いのか・・・

さらに1000年たったら、どうなっているのか・・・

時代の流れを感じます。