戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

いろいろな品種

市街地ではすでにサクラが咲きだしているようですが、

ここ戸隠南部では1週間ぐらい後になるでしょうか。

現在見頃を迎えつつあるのは水仙です。

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ご近所さんのフクジュソウのお庭は、

すっかり水仙の花畑に置き換わっていました。

 

見事な大輪!

真ん中の副花冠も大きくフリルつきです。

私が小さい頃によく見ていた水仙は、

もっと小さくて凛々しいイメージでした。

品種名としては「日本水仙」というそうですが、

もともとは地中海原産で、

古代に中国経由で日本にわたってきたものだそうです。

園芸の世界も奥深いです^^

(そういえば、水仙の属名Narcissusナルキッソスは、ギリシャ神話で

 水面に映った自分の姿に恋をして池に落ちて死んでしまった

 という青年の名前。その池のほとりに水仙が咲いていたとか・・・

 ナルシストの語源でもありました(+_+)) 

 

お花好きのこのお宅には他にもいろいろな品種が咲いています。

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大型で全体に黄色いもの

 

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 少し小ぶりで、チューリップのようにカップ状のもの

 

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さらに小さいですが、はっきりした黄色がかわいらしいもの。

 

一方博物館の花壇では、学校時代に植えられていたようで、

八重咲のものがよく咲きます。

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なかなかゴージャスです!

 

そうそう、水仙と言えば、

ニラと間違えて食べてしまい、食中毒がおきた、

というニュースを耳にします。

気を付けて楽しみましょう!