4月最初の土曜日 お天気は良いのですが、お客様は少な目…
世界的な「はやり病」です。
こういうときもあるさ…と思うしかありません。
閑話休題…
先月末に、博物館の周囲でも25㎝を超える大雪が降りました。
その影響が思わぬところにでていました。
雪が少なかった分、先日の雪が暖かさで一気に溶け、
その水が悪さをしています。
斜面の崩落です。
水分を含んだ重い土砂が、崩れ落ちました。
急斜面の多い場所は、融雪期にこうした災害が発生します。
博物館のすぐ西側の沢沿いで発生。
この崩れの基盤となっていたのは、貫入岩でした。
ハンマーで割ってみました!
とても硬い岩で、「ひん岩」「はん岩」などと呼ばれます。
熱水がしみこみ、すこし緑がかった色をしています。
キラキラ光る、パイライト「黄鉄鉱」も見えますね…
この岩には水がしみこみにくいので、
雪解け水を含んだ表土が、重くなり、ずるずると滑り落ちたのでしょう。
その先には、こんな石が落ちていました。
こちらは安山岩です。
ひゃー こわいなぁ
上をみると、
崖の上に、木がひっかかっています。
これも、一気に溶けた大雪の水のせい…
ご近所では菜の花が咲きだしました。
しかし、良ーく考えてみると、こうした水の循環があるから、
生き物たちは生きていけるのでしょう。
みんな、水の循環のおかげです。
何事もほどほどがよいのでしょう。
なんにせよ「一気に…」、「大量に…」、「急激に…」とかは、よくない…
ほどほどがよいのだと思う、今日このごろでございます。
「ねぇ、館長…」
「そうじゃ、そうじゃ… 何事ものんびりじゃ…」
今日も、ありがとうございます。館長!