戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

秋の予感…

今日は、まず先日の大雨で被災した場所を見学…

 

来年からプロの地質屋になる実習生のためです…

 

なぜ大雨が降ると、山が崩れるのか…

 

その緊急対応は、どうなっているのか…

 

そして、プロの地質屋の仕事とは何か…

 

やはり現場で学ぶのが基本…

 

国道406号線の崖です。

 

風化した第三紀層の泥岩、その上に段丘礫層…

 

応急処置として、土嚢が積んであり、

崩れた斜面はブルーシートで覆われています。

 

大量の降水が集まると、こうした場所は崩れやすい…

 

特に段丘崖のへりは危険です。

 

 

別の地区へ移動…

 

集落の裏にある、小さな沢も大雨で増水…

 

表面にあった、土砂が一気に崩れたようです… いわゆる鉄砲水ですね

 

しかも、住宅を襲いました…

 

 

こわいなぁ、大量の水…集まると、何をするかわかりません…

 

こうした、水との戦いが、今後の実習生たち職業となります…

 

地質屋とは、大地の生い立ちをきちんと読み、

       人々の生活に役立てる職業でもあります… 頑張っていただきたい…

 

稲穂もだいぶ首を垂れるようになりました…

 

天候が不順で、明日は関東地方に台風が直撃するかもしれません…

 

🐕「このまま、順調に育つのじゃ…稲 台風に負けるな!」

 

 

トウモロコシも順調に育ち、獣の糞の中にたくさん確認できます。

 

🐕「うーん、窃盗犯の大量発生の季節じゃ、なんとかせよ、秘書…」

 

 

視察先のグラウンドには、

イノシシのものと思われる足跡が…点々と続きます…

 

運動会のようです…

 

いろんな現象が、身の回りにあります…

 

それをつなげて考え、総合的にこの世を見るのも「地質屋」の仕事…

 

 

そんなことを考えていると、

 

柴犬館長、永遠のライバル イエネコが出現…

 

クロネコです… なかなか動じないやつで、逆に館長を威嚇…

 

 

金色に光る、目玉… 鋭い爪や牙、闘争心…

 

柴犬館長はビビりまくり…

 

 

🐕「このクロ助め、覚えてやがれ…」

 

 って、すぐ忘れちゃう柴犬館長のかわいいところ…

 

🐕「何か、よくないことを言ったな秘書め…  よく覚えておくぞ…」

 

 秘書の言動だけは、よく覚えている5歳の柴犬でございます。

 

今日もおあとがよろしいようで…