戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

職員が知らないことも この地で育ち、ここに勤めた庭師ボランティアのおじさんは知っていた!

朝から暑いな~と思っていると

当館の庭師ボランティアのおじさんが

ひょうたん池のとこの水道栓をまわして

水を出してくれと言ってきました

 

どうも学校時代にためた水を使えるように

5m四方の雨水桝が校舎裏にあって

それを抑える鉄板から水がしみだしてるから

水を使えということらしいので

 

さっそく作業開始

 

ひょうたん池の口のところに

2か所あるというでの探すと

わからない^^;

 

どうやら分厚い植物の根の下らしい・・・

 

大汗をかいて掘り返すと

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あった!

水道栓のパイプ

 

縦に伸びるパイプに手を突っ込んでみると

パイプのふたやら土がたくさん><

かき出してみるとハンドルがあったので

回すと・・・ぽろぽろっ

腐食が進んでいて

ハンドルはあっさり崩壊・・・

 

工具で回そうとするも

パイプが細くて水道栓をうまく挟めず断念

 

とりあえず

池に伸びている太めのパイプに

根っこが入り込んでいるので

はずしてみることに

その根っこがこちら

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1mを超える大物が入り込んでいました

 

すると

池に伸びるパイプから

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わかるかな^^;

水がちょろちょろと流れ出してきました

 

どうやら

水道栓は閉まってないということだねーー;

 

現状できることはこのくらいかなと

今日のところはおしまいに

 

 

午後 様子を見にいくと

流れ込みのところに

このごろ見かけなくなっていた

クロゲンゴロウが複数個体で

泳いでいるのをみかけました

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新鮮な水が流れ込むひょうたんの口で

気持ちよさげに泳いでいたので

あらためてメンテナンスは重要だなと反省・・・

 

しかし

わずかな作業量でも

一人では大変だったなと思っていたら

 

悪魔がささやいてきました

 イベントでこの池使うし

 参加者に手伝ってもらえばいいじゃないか

 

天使は・・・なにもいいません

 

さてどうしよう・・・