戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

気が付けば時はすぎ・・・

夏になり、雨の心配がなくなると、

今度は鉢植えやプランターの植物たちが

干からびてしまう心配をしなければなりません。

長野的表現では「水くれ」が日課になります。

 

梅雨時には花が終わっていたので、

ほとんど気に留めていなかった鉢植えのウラシマソウ

この前のぞいたら、

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跡形もなく消えていました!!

生えていたであろう場所に穴だけが残っています・・・

 

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ちなみにウラシマソウはこの写真の中央の、

茶色の細いひもがすーーと伸びている花です。

マムシグサに近い仲間になります。

浦島太郎の釣り竿の糸にその花の姿を例えたものです。

 

誰かが引き抜いた? とも思い、

土をかいてみたら、中にちゃんと芋があって、

来年の芽もついていました。

自生地でも夏に姿が見えなくなると聞いていましたが、

これほどきれいになくなるとは思いもしませんでした。

カタクリフクジュソウと同じ、

春植物だということがよくわかりました。

 

水くれは、水道代を考慮してひょうたん池から汲みます。

気が付けばヒツジグサが咲き、

池の周りではドクゼリの花火のような花がきれいでした。

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イタドリももうすぐ咲きそうです。

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世間の人気アニメは、鬼と戦うものが終了し

呪術を使うものに変わっているとか・・・

しかもその主人公がイタドリの名の高校生だとかで、

とても気になります。

 イタドリはもともと植物名です! 

 漢字の 虎杖 は茎の模様が由来ですよ。

と、学校団体への解説のネタにさせてもらっています^^

 

時は移ろいゆきますね・・・

 

今日から4連休。

夏休みに入ったということもあり、

ご家族連れのお客様が多い中、

前にお世話になったご夫婦が遊びに来てくださいました。

 

最後にお会いした時は結婚したばかり、

そして今日は、、、

お二人にそっくりの3人のお子さん連れ!

しかも、上のおねえちゃんは学校の宿題のネタ探しに・・・

ってすでに、小学生かいっ(゚д゚)!!

 

いや~~~ 驚きました!

とにかくお元気そうで何よりです。

またぜひ遊びに来てください^^