戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

秋深し…2

毎朝の館長視察に同行しています。

 

今朝は寒くなりました…(-_-) もっと寝床でぬくぬくしたい!

 

と、思いつつ、歩いています。

 

秋は、いろんなものが実る季節でもありますし、

それを見つけて、食べる獣たちの痕跡も見つかります。

 

その1

 

アケビが食い散らかされていました。

うーん、犯人は不明…

 

f:id:Naturalhistory:20201015165717j:plain

 

その2

食べれば、排せつは必然です。

こんな赤い実の入ったフンを発見

 

f:id:Naturalhistory:20201015165819j:plain

 

ほぼ未消化のようです。

 

イチイの実でしょう…

今が熟れ時です。

 

種には毒があります。くれぐれもご用心!

この主も、そのことを知っていてのみ込んだか???

 

イチイの実は、薬屋さんが買っていくのだ!という話を同僚から聞きました。

50年ほど前のことで、買取価格は不明です。

 

まさか、忍者の暗殺用ではないか?と勘繰りましたが、

薬効もあるとのこと、

 

まさに、毒にも薬にもなるそうですが、お気を付けください。

 

その3

 

f:id:Naturalhistory:20201015170326j:plain

 

人もソバの実を刈っていきました。

食は大事!

 

館長も、おいしいおそばになあれ!と祈っています。

この冷え込みで、糖度よ上がれ、!!!

 

 

その4 

 

朝、グラウンドにイモリがいました…なぜ?

f:id:Naturalhistory:20201015170637j:plain

なぜ、冷えた朝にいるのじゃ???

 

館長も不思議そうでしたが、あまり興味がないらしい!

 

こんな寒いとこにいて、大丈夫か?君は?

 

寒さで、ぐったりしています。

救急車を呼ぶこともできず、館長の指示で、そのままに任せました。

彼の無事を祈ります。

 

まさに、

「秋深し となりは 何をするイモリ」

 

おあとがよろしいようで…