戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

大事な骨がみつかった><

この頃慌ただしく

ついつい いろんなことを

後回しにしてしまってました

 

先月末に実習生が洗ってくれた

骨たちの整理もそうで

ようやく昨日おわりました><

2週ほどおくれた・・・

 

その際にでてきた骨をご紹介

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ニホンザルの幼体の大事なところの骨です

 

男性にしかない骨で

何かの規制にひっかかると困りますが^^;

おちん〇んの骨です

陰茎骨といいます

 

そもそも多くの生物群が持っていて

サルの仲間も例外ではないのですが

ヒトはなくしてしまった骨です

(万一俺は持っているぞという方がいたら

将来でいいので ぜひ!ご寄贈ください)

 

今回の発見は

これまで見てきた

ニホンザルのこの骨の中で

最小です!

さすがあかちゃんのです

 

参考までに画像を並べてみました

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大人になると15mmくらいになりますが

形も太さも随分違います

意外とバリエーションがあるもんです

 

きちんと解析したわけではありませんが

この骨と体の大きさには相関関係はなさそうでした

 

大事なところのサイズ差は

対格差ではないのはサルも同じということ^^;

 

今回のは5mmほど

小さい><

 

実はこれまで

この骨は軟骨組織からはじまって

成長すると骨化するので

小さいときのものは残らないかな~と

思っていました

 

なので 

今回のこの発見はちょっとうれしい

 

数も少し集まってきたので

そのうちニホンザルだけの

コレクション展示も

してみたいと思います^^