戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

進む のり面の復旧…

昨年、この博物館周辺に集中豪雨災害が発生しました。

 

7月8日のこと…

 

戸隠神社から博物館へ来る最短ルート

県道「404号線」 栃原ー北郷線で、土砂災害が発生!

 

道路を拡幅した際、のり面に設置した蛇篭(じゃかご)が

大雨の影響で崩落!

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崩落直後の画像です。(詳しくは、昨年7月8日のブログをお読みください)

 

 

現在、その復旧工事が進んでいます。

 

年末の大雪が降る前に、現場の確認をしておきました。

 

楠川の対岸から見てみると…

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近くで見学すると、こんな感じになっています。

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きれいに積まれた蛇篭 (ふとんかご、とも言われるそうです)

 

昔は竹を編んで作られていたそうですが、現在では亜鉛メッキ鉄線製…

 

中に石を詰め、洪水時や道路ののり面を支えるもの…

 

今回調べてみたら「日本じゃかご協会」という団体もありました…

 

なかなか奥が深い蛇篭の世界

いろいろな工夫がされた製品がでているとのこと…

 

今後、ブルーシートで覆われた部分は、どんな工事がなされるのでしょうか?

 

調べてみて、興味がかなり湧いてきました…

違うタイプの蛇篭が設置されるのでしょうか?

 

寒さが厳しい時期、こうした工事は大変かと思います。

【縁の下の力持ち】の仕事、秘かに期待しています。

 

がんばってください。