戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

色づくし 最終回 みどり編

🐕「今日はミドリじゃ… 心して臨むように…」

 

朝から柴犬館長の𠮟咤激励…

 

f:id:Naturalhistory:20210702134635j:plain

 

館長の表情には、断固たる決意が見て取れました…

 

今日は半夏生ですので、緑の日にはちょうど良いのです

 

肝心のハンゲショウの花は、戸隠にはあるのかなぁ。

 

カラスビシャクの花を探しましたが、まだ不明????

 

代わりに、すくすく伸びるイネを激励する館長…

f:id:Naturalhistory:20210702134948j:plain

🐕「おいしい、お米になあれ…」

 

f:id:Naturalhistory:20210702135011j:plain

 

ソバやトウモロコシも成長の盛りです。

 

梅雨時には、こんなミドリ色も繁殖中…

f:id:Naturalhistory:20210630174127j:plain

子どもたちが「ワカメ」とも呼んでいた、イシクラゲ

中華料理の食材にもなるとのこと…

🐕「人間はいろんなものを食べるねぇー」

 

🐕「柴犬は、こんなもの食わないよ…」

 

 

 

閑話休題

博物館にあるみどり系もこの際紹介…

 

地層見学で拾いあつめた石たち…

 

f:id:Naturalhistory:20210702125849j:plain

 

チャートや緑色岩類です、猿丸層由来のものでしょう。

 

f:id:Naturalhistory:20210702130107j:plain

緑色凝灰岩  グリーンタフと呼ばれます。

 

そして、忘れてはならないのは、コレ

 

柵小学校の旗

 

f:id:Naturalhistory:20210702130025j:plain

 

麻の葉っぱをデザインしたもの…

昭和の中頃まで、この辺は麻の産地だったので、校章に選ばれたそうです。

 

 

先日、休みに行った御射鹿池(茅野市)も撮影してきました。

 

f:id:Naturalhistory:20210628104310j:plain

 

かの東山魁夷画伯の絵のモチーフになった池、

東山魁夷館の入館券にもなっています。

 

あいにくと、白い馬は出現せず…

 

よき場所でした… 日本のみどりを象徴する場所ですね…

 

そして、最後はコレ…

 

f:id:Naturalhistory:20210702162334j:plain

🐕「なんじゃ、コレは、しかも赤ではないか…」

 

しかし、これには深いわけがあるのです。

このスタンプ用の下敷き、某団体からのいただきものですが、

旅をしてきたのです。

今日、それが戻ってきました。

 

スタンプ収集が趣味の方が、当館のスタンプの際にスタンプ帳に挟んでしまい、

それをそのままお持ちになりました…

その現実に気が付いたのが、新青森駅

そこで慌てて当館まで、返しにきてくださいました!

青森県の青とは、じつは緑のこと!

 

そんな本州最北端のミドリの県まで旅をしてきたのです…

 

f:id:Naturalhistory:20210702163119j:plain

 

🐕「いくら何でも、それはこじつけが過ぎるんジャ・ナ・イ・ノ…秘書よ…」

 

ちょっとふにおちない、柴犬館長でした…

 

何はともあれ、五輪のシンボルカラー5色をコンプリート…

f:id:Naturalhistory:20210702163343j:plain

 

赤、黒、青、黄そして緑

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。