戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

予報は・・・?

明日から10月。秋も深まってきました。

館としては本格的な地層見学シーズンのスタートです。

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沢沿いでの自由見学タイムでは、

お土産の石や化石を拾ってすごします。

毎回、鑑定依頼の子どもたちに囲まれて質問攻めです^^;

 

館内の自由見学タイムで人気なのは

やはり骨部屋と毛皮のコーナーです。

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子どもたちの元気パワーは底がない><!

 

博物館実習の大学生が、

 自分もそうだったのかな~?

と、つぶやいていたのが印象的でした^^

 

さてさて、野外ではまだ気温が高いので、

カナヘビやトカゲ、カマキリなどを見かけることも多いです。

見つけた子どもたちの目が輝きます!

今年はカナヘビの子どもは飼育中のシロマダラの餌となるので

職員の目も輝きますが><

 

すでにカマキリの卵も見るようになりました。

最初に見つけたのはここ、

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館の玄関口の溝

グレーチングが外れなくなったところだけ

泥がたまり草が生えてしまったのですが・・・

 

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その草の上のグレーチングに産み付けられていました。

踏まれても壊れない、絶妙な位置です^^;

 

カマキリが卵を産み付ける高さが、

その年の冬の積雪量を予報している、とも言われますが、

この卵からすると、0㎝

雪は積もらない、ということでしょうか^^;?

興味深いです。

 

学校さんが来館されるときに、

たいがい玄関口で集合して挨拶をするのですが、

この卵が子どもたちに見つかって、

そのうち落とされてしまうのでは

と心配しつつ、早2週間たちました。

 

(卵も)無事に学校団体シーズンを終えられることを祈ります。

 

明日、日本に接近する台風も

長野にあまり影響が出ませんように!