戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今年最後の地層見学

12月の戸隠、今朝は前線通過に伴う雨の音で、目が覚めました…

 

落葉樹の葉っぱは、すっかり落ち、冬の景色…

 

先日、今年最後の地層見学も、無事終了しました。

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地層観察にはうってつけ…

 

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その際に、青っぽい泥質岩をハンマーではたいてみると、

 

ぱかっと割れ、きれいな葉っぱの化石が産出…

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クリの葉のように見えます…

 

落葉した葉っぱの化石…

 

子どもたちもびっくり!(^^)!、喜ぶ顔が楽しそう!

 

寒い中でしたが、テンションが上がります。

 

凝灰岩が不透水層なので、水が滲出し、

ミョウバンや石膏が結晶し、「塩岩」と呼ばれる場所…

 

そこでは、水が凍って、つららができていました…

 

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寒い中ですが、変わった景色をみることができました…

 

私も、はじめてのような気がします…

 

こんなことを、帰宅後、柴犬館長に伝えると、

 

🐕「それはよかった、良かった!

 

  秘書よ、今年よく頑張ったものじゃ、天や大地からのご褒美じゃ…」

 

この寒い中、コタツの中から、そんなねぎらいの言葉をいただいても…

 

と、ちょっとおもいましたが、

 

そこは人間です、グッとこらえて、忖度の笑顔…

 

「館長、ほめていただき光栄です…」

 

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🐕「寒い中、ご苦労じゃった…」

 

今日も、ぬくぬくの館長でした…