5月17日 小谷村から白馬村へ…
稗田山の崩落地から、
まず、白馬村の松川で河原の石ころを眺めます。
糸魚川-静岡構造線の西側は、戸隠地域と石ころが全く違います。
河原が白っぽいです…
緑色をした蛇紋岩や片岩類も多いし、
水も透き通っています…
さすがに、古くて硬い石ころだらけです。
そして、神城盆地に向かいます。
菜の花の向こうに、北アルプスが見られます…
青空でなかったのが残念…
この盆地は、神城断層の動きによってできた低湿地…
2014年11月に発生した地震で大きな被害を受けた堀之内の様子を拝見
地震の跡はもうほとんどみられません。
倒壊した地区の集会場もすっかりキレイに…
よかった! ちょっと一安心…
その後、昨年の地滑り現場へ向かいました。
オリンピック道路から国道19号、
犬戻トンネルの入り口付近での地滑り…
長野ー松本を結ぶ大動脈…国道19号
その脇で発生した地滑りで通行止めに…
対岸から遠望します。
大型重機で大地をけずり、土砂を運び出し、こんな感じです。
なかなかの荒業と見ました…
なにはともあれ、ひと段落…
長野県内各地にこうした場所があり、災害と共存しないと、
やっていけません…
地盤災害も感染症も、我々の身の回りに潜んでいます。
何か事が起こると、弱い部分に被害が集中…
それは、自然の掟だと思います。
「敵を良く知り、自分の足元をよくみて、付き合い方を考えなさい…」
って、柴犬館長は述べています。
みなさんも、くれぐれも抜かりなく…
「地震横死塚」にもお参りしました。
少しでもこうした災害の被害を減らしたい、と地質屋として祈ってきました。
🐕「回向柱に参拝した後には、こちらにもぜひお参りを…」
今日もおあとがよろしいようで…