戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ちょっと遠くへ・・・

理科教材をご紹介する企画展が、先日の日曜日に無事に終わりました。

今週末にはボランティアさんに再び手伝っていただき、

棚やケースなどの入れ替え作業があります。

それまでなるべく展示品を片付けておかなければならないのですが、

ようやく今日から動き出しました・・・

3階の展示準備室へお帰りいただく、人体模型くん。

たまのお散歩も、気分転換?にいいかもしれません^^

 

さて企画展が終わってから、何をしていたか、と言えば、

実家で、竹や草と戦っていました。

筍として採り逃した竹は、この時期を逃すと、固くなり

切りにくくなってしまうので、必死です><

跳ねた竹の枝で顔を切り、軍手をしていても指はぼろぼろ、

草刈り機をかけていた肩は青あざ、腰は痛い、、、

数日で片付けるには、ちょっとしんどい量でした・・・^^;

 

唯一の楽しみは、実家にいたときには気が付かなかった

植物に出会えること。

 

常緑のつる植物、テイカカズラ

いかにも南国の顔つきをしています。

長野県内だと、南部の暖かい場所でしか見られません。

 

ちょうどセンダンの薄紫色の花が満開でした。

いつもの年より草刈りに行くタイミングが遅かったので、

花が咲いているのを初めてみました。

(そのぶん、竹が固くなり、草がのびていて手ごわかった・・・)

涼し気できれいです。

ご近所から種がやってきて勝手に大きくなった木のようですが、

基本的には暖かい地域で見られる種類です。

 

東北の一部ですが、ミカンが実り、常緑樹が多く、

温暖な場所だったのだと実感します。

 

離れて暮らしているからこそ気が付く発見。

比べてみて、改めてわかることもありますね。

キーボードを打つ指が痛いですが、

いい勉強をさせてもらっていると思うことにします・・・^^