戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

深まる秋と地層見学

昨日、偉業が達成された県道を、今朝出勤で通ってきましたが、

 

このクズのつるがサイドミラーに引っかかったのだろうな、とか

この木の枝がバスの屋根をこすっただろうな、とか

このカーブをよく曲がることができたな、などなど

感心要素が満載でした^^;

改めて運転手さんに敬意を表します。

 

今後、この記録を破る猛者が現れないことを祈るばかりです。

昨日の達成は、あくまで望んで起きたわけでなはい、災害です><!

 

さて、

ケヤキドウダンツツジがだいぶ色づいてきた今日この頃

野外を歩くにはよい日よりです。

 

今日は地層見学の小学校さんが来られました。

2校がかぶっているので、

片方の市内の学校さんには午前中に館内見学をしていただきました。

 

生き物好きの女子は毛皮コーナーにすっかりはまってしまい、

テンのぬいぐるみが手放せません。

 

一人一台タブレットを使う、今時な学校さんでしたが、

みんな写真を撮りまくりで、とても楽しそうでした^^

 

午後の野外は、

裾花川の本流で川の流れの実験も行うスペシャルコースです。

板の上に砂や石を乗せて、川の中に沈め、

流れの速さによって流され方に違いがあることを確認しました。

 

さらに、平たい石を投げて「水切り」体験も^^

 

そういえば、今のご時世

 川には近づかない!

 石を投げない!

と言われていますので、水切りが初体験の子もいるようです。

理科の先生のおかげで、私もうん10年ぶりで石を投げました^^;

 

石を探していると、平たいだけでなく、

いろいろな石が目に入って来て、子どもたちも興味津々です。

 

メノウのが入っている安山岩もありました。

 

流されてきたガラスもきれいです。

海辺で拾うシーグラスに対して、

川で拾えばリバーグラスと言うそうです。

こんな川の上流部でも、

転がっている間にそれなりに角がとれるのだと

ちょっと感心です。

 

普通の地層見学も行いますのでなかなか忙しい日程です。

慌てていたせいか、ハンマーをふるった手が石に当たってしまいました。

ちょっと皮がむけた~~(+_+) と訴えたら、、、

次のポイントに移動中に、男の子がそっと絆創膏を渡してくれました。

 優しい~~~( ;∀;)

 

そして見学も無事終わり、駐車場に戻ってくると

女の子がバスの近くで見つけた四つ葉のクローバーをくれました!

 

 

案内する方が、いろいろなものをもらってしまい大変恐縮ですm(__)m

すっかり心が温まりました^^ ありがとうございます!

みんなにも自然の面白さをちょっとでも伝えることができたでしょうか?

 

ぜひまた一緒に勉強しましょう!

お待ちしております!!