戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

よき晴れ!

今日は晴れとなりました。

 

小学生の地層見学も楽しい日となりました。

 

朝、裾花川をみていると、川の流れの違いに気づきました…

 

画像の左側から右へと流れる裾花川と

画像の右側から合流する楠川との違いです。

 

皆さんもお気づきになりましたか?

f:id:Naturalhistory:20211014090551j:plain

そう、水の濁り具合の違いです…

 

一昨日から昨日にかけて、雨が降った影響で、

 

流域に泥岩が多く分布する裾花川は、泥の影響を受け、濁りがありました。

 

楠川は、飯縄山戸隠山などの安山岩の分布する地域を流れるので、

割合と澄んでいます…

 

f:id:Naturalhistory:20211014090546j:plain

 

ねっ、違いがわかるでしょ…

 

川の流域の地質は、水の味にも関係するようです…

 

今年の夏、川でひろったきれいな砂や石をもって、

水の味の違いを調べたい、という小学生がいたことを思いだしました。

 

地質の違いと、水の味の違い…これは興味深い…

 

井戸の水も、その場所の地質に左右されます。

ここで、おいしい水が出ますか? 

何m掘ればよいですか?

なんて時々、当館に質問が来るのですが、

水の味まではなかなか判断できません…

 

水商売は難しい!

 

現場をよく見ても、周囲の地質を調べても、

地下の中で、水は難しい動きをすることが多いです。

 

閑話休題

 

秋真っ盛り、

 

トチの実をあつめ、トチ割り器を自作し、研究に励む同僚の成果…

f:id:Naturalhistory:20211014162534j:plain

 

 

本来なら、たくさんカキの実がなるはずでしたが、

一つ残らず、もっていかれてしまいました…無残!

f:id:Naturalhistory:20211014162406j:plain

 

 

スクールバスの運転手さんが、その窃盗犯を目撃していました。

 

犯人は、ニホンザル

 

f:id:Naturalhistory:20211014162322j:plain

 

上弦の月が、夕方の空に出ていました…(午後4時ころ)

 

お月様、窃盗を繰り返すサルたちにお仕置きを…

 

それが無理なら

せめて、

あなた様に代わってお仕置きをする方の派遣をよろしくお願いいたします。

 

今日もおあとがよろしいようで…