戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

3月10日 謎の物体X

今朝は雨の音で、目が覚めました。春の訪れを感じます。

 

長野市立図書館のロトウザクラが開花した、というニュースも流れました。

 

昨日の松の木の幹についていた謎の物体X

 

今日はその正体を探れ!と、柴犬館長からの指示…

 

🐶「とことん調べるのじゃ…」

 

そこでまずは、剥がしてみることに…

 

 

謎の物体ゆえに、最新の注意を払います…

 

柔らかくはありませぬ… ちょっと固め…

 

ポロっと剥がれました、剥がれました…

 

 

その後もよく観察します…

 

 

跡になった部分に、穴があるかもしれない、との話を聞いていたので、

 

ちょっとまた剥がします…

 

でも、穴などはないようです…

いったいこれは何なのでしょう…

 

剥がしたものを持ち帰り、観察…

 

松脂のにおいがします…

 

もとは松脂か?

 

剥がれた面をみると…

 

 

クリーム色?で、中央部には管状の空間があります…

 

メレンゲに砂糖をまぜ、焼いたお菓子のようですが…

 

何かの卵で、その主は不在になったもののような気がします…

 

しかし、確定はできません。

 

もう一度、


割ってみました…

 

やはり、主は不在のようです…

 

🐶「なんだかよくわからんのか? 残念じゃ… ガクッリ…」

 

マツノシンマダラメイガではないかという話も聞きました…

 

明日、また確かめてみたいと思います。

 

消化不良のような感じで、謎が残りました…

 

ご存知の方がいたら、ご教示ください。

 

柴犬館長としては、今日もおあとがよろしくないようでした…