戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日もヒメアジサイ

今日は植物観察会の中で、中社周辺のヒメアジサイ探訪です。

前回よりも花が咲き進み、説明も慣れてきたので、

いくらか余裕をもってめぐることができたかと思います。

 

ヒメアジサイの中の2タイプ、

エゾアジサイの手毬咲き品種:ニワアジサイタイプ(葉が薄いもの)と

ガクアジサイの血が入った古い園芸品種:ヒメアジサイタイプ(葉が厚いもの)を

触って確認していただきました。

 

先日は気が付かなかったのですが、

装飾花のふちがぎざぎざしているヒメアジサイもありました。

 

野生のエゾアジサイにも、このような装飾花の株があるので、

その手毬咲き品種のヒメアジサイにも、いろいろなパターンがありそうです。

 

面白いですね^^

 

一週間たつと小鳥が池の花も、種類が入れ替わっていて、

今日はカキランが目をひきました。

 

 

色々な花を巡ることができました^^

 

お疲れさまでした!

 

じつは観察会の始まる前と後に、宝光社によって

ヒメアジサイのようすを確認してきました。

 

狛犬前のヒメアジサイ(ヒメアジサイタイプ)も

だいぶ咲きそろいました。

 

集落の中の細い小径に入ると、

あちこちのお宅にヒメアジサイが咲いていますし、

 

この時期、さらにゴージャスなヤマユリが咲きほこっていました。

花の大きさが30センチ近くあります。

こちらの株は車道沿いで早咲きだったのですが、

車の中からもその香りがわかりました^^

 

ほとんどの株が咲き始めだったので、まだしばらく楽しめそうです。

 

ヒメアジサイヤマユリ、今は花の時期ではないですがシラネアオイなど、

きれいな山野草をお庭に植えて、来訪者の目を楽しませる文化が

戸隠には昔から受け継がれてきたのだと実感します。

 

初夏の戸隠で宿坊周辺をゆっくり散策し

草花との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか?

もちろん、博物館にもぜひお立ち寄りください!