戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

成長を祈る

お天気は回復しましたが、風が強い日曜日となりました。

こいのぼりが勢いよくはためいて、

ベランダに打ち上げられてしまうものも・・・^^;

 

もうすぐ今年のお役目を終えて、しまわれることになるので、

しっかり乾いてよいかもしれません^^

 

お客さんが朝から多い日曜日。

しかもぼうけん団の活動日でもあったのでにぎやかでした。

小さなお子さんを連れて久々にやって来てくれたボランティアさんも!

子どもはあっという間に大きくなりますね^^

 

農家さんの田植えも無事に終わって

ますます緑が濃くなってきたようです。

無事に実りの秋を迎えられますように。

 

6月になれば世の中としてはアジサイシーズンです。

戸隠で牧野博士が発見されたヒメアジサイ

去年から博物館で調査をしていますし、

開催中の企画展でも主題の一つにしているので、

よく問合せをいただくのですが、、、

 

残念ながら戸隠では、アジサイは7月の花。

 

職員のご自宅からわけてもらったヒメアジサイも、

まだまだつぼみです。

戸隠の中では暖かいほうの博物館でも、

6月下旬ごろからの開花と思います。

もう少々お待ちくださいm(__)m

 

それにしてもこのヒメアジサイは、

全体にかなり毛深い株です。

 

葉柄も赤味が強くてかなり個性的です。

一般的なアジサイとの違いがわかりやすく、

良い株をいただきました^^

 

ちなみに一般的なアジサイも、現在同じくつぼみです。

ヒメアジサイより厚くてつやのある葉のようすがわかりますか?

 

企画展の後期(7/8~)の展示替えに向けて

現在、作戦を練っているところですので、

どうぞお楽しみに^^!

 

さて、例年ですとこの時期ツバメの子育てが佳境となり、

賑やかな鳴き声が窓の外から聞こええていたのですが、

今年は事務室から見える場所の巣は不在です。

 

多目的室側で頑張っている姿が見られました。

 

ひなの成長はこの時期のお楽しみです^^

頑張れツバメのお父さん、お母さん!

 

と応援しながら事務室の勝手口に戻ってくると、

 

地面に落ちている卵を発見!!

しかも穴が開いています・・・

 

無精卵で孵らないとあきらめた親が捨てたんだろう

というのがボランティアさんのご意見です。

種類はスズメかツバメか、判断できませんでした。

 

生き物の世界は厳しいです。

でも、そんな試練を乗り越えて育っている姿が

輝いて見えているのかもしれません。

成長を見守るばかりです。