戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

暑中お見舞い

暑い日が続きますね。

博物館から暑中お見舞い申し上げます。

しばらく続いた秘書さんの激務がようやくひと段落しました。

今日は館長と一緒にゆっくり休んでいるでしょうか。。。

 

忙しさにかまけているうちに、

玄関ポーチに新たにツバメが巣を作ってしまいました。

まだ小さなヒナたちの顔がのぞいています。

可愛い顔を見てしまったら、もうあきらめるしかないですが、

 落フン注意! です。

(職員の通用口がわなので、一般の来館者には被害はないはず・・・)

 

先日の休みの日、夕方の涼しい時間をねらって、

久々に森林植物園へ行ってきました。

 

湿原のミズバショウの葉は巨大になり、

タチアザミやトリカブトが成長してきました。

その緑の中で、鮮やかなコオニユリの花が目をひきました。

 

 

今年は、3~4年に一度しか咲かない、バイケイソウの当たり年です。

 

 

落ち着いた黄緑色がなかなか素敵な花です^^

 

池のふちではノリウツギが見頃でした。

そういえば、このノリウツギアジサイの仲間です。

爽やかな白が夕方でも目立っていました。

 

スギの巨木の幹にはえているコケには、

館の近くでは見ない種類がありました!!

ウロコゴケの仲間のようです。

こんなひだひだのコケがいたとは、やはり奥深い世界ですね。

 

足元にも変わった姿が・・・

色も奇抜で目立ちます・・・

粘菌(変形菌)の仲間のようです。

梅雨時から梅雨明けの今頃はこの仲間の活動が活発な時期。

1細胞が細かく管状に枝分かをして、ゆっくり動き回るそうです・・・

そこまでじっくりとは観察できませんでしたが、

南方熊楠が研究したことで知られる変わった生き物の

ふしぎな姿に出会えて、うれしかったです。

 

自然の芸術作品!!

この後、どうなるのでしょう・・・??

 

園内から奥社の参道へと、よく歩き出会いに満足して、

家に戻ってくると、玄関に野菜が置いてありました。

夏になると、ご近所の農家さんが

採れすぎた野菜をおすそ分けしてくれるのです。

ありがたや、ありがたやm(__)m

 

それにしてもお店に並ぶものとは大きさが規格外!!

キュウリは最大、37センチありました^^;

太いずんぐりしたほうは、お隣の須坂の伝統野菜、八町きゅうり!

(と以前きいたはず・・・ 腕の太さがあります!)

 

漬物にしたり、中華炒めにして早速いただきましたm(__)m

 

戸隠での夏の日常の一コマでした。